全血輸血(読み)ゼンケツユケツ

デジタル大辞泉 「全血輸血」の意味・読み・例文・類語

ぜんけつ‐ゆけつ【全血輸血】

供血者から提供された血液を、ほぼそのまま輸血すること。外傷などで大量に出血した場合や、心大血管疾患手術新生児交換輸血など、限られた場合に行われる。→成分輸血

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の全血輸血の言及

【輸血】より

…外傷や手術で大量の血液が失われたり,内科系の疾患で貧血が高度となった場合に,生体の正常な機能維持をするために行われる。かつては採血されたそのままの,いわゆる全血輸血が行われたが,現在では,血球や血漿などの血液成分を輸血する成分輸血が行われるようになった。また,新生児などに対し,循環血液のほぼ全量を健康な血液で置き換える交換輸血や,あらかじめ自分の血液を採取しておいて,手術などに際して用いる自己血輸血などもある。…

※「全血輸血」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」