日本歴史地名大系 「八十歩村」の解説 八十歩村はちじゆうぶむら 富山県:砺波市八十歩村[現在地名]砺波市八十歩宮森(みやもり)村の西にある。元和五年(一六一九)の家高新帳に八十歩とあり、開発組に属し役家数五。正保郷帳では高六九三石余、田方四五町七反余・畑方五反、水損所と注記される。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では草高四七〇石、ほかに寛文元年・同四年の新田高二一石があり、免はともに四ツ一歩。寛文一〇年から始まった松川除(まつがわいけ)築堤による中村(なかむら)川・新又(あらまた)川・千保(せんぼ)川の締切りによって庄川の川幅が拡大し、同年には八四石、同一二年には二三石、延宝四年(一六七六)には五九石、同六年には六五石、同八年には五六石、天和三年(一六八三)には三〇石の検地引高があって村の大半が川底となった(三箇国高物成帳)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by