地蔵堂(読み)ジゾウドウ

デジタル大辞泉 「地蔵堂」の意味・読み・例文・類語

じぞう‐どう〔ヂザウダウ〕【地蔵堂】

地蔵菩薩をまつる堂。

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精選版 日本国語大辞典 「地蔵堂」の意味・読み・例文・類語

じぞう‐どうヂザウダウ【地蔵堂】

  1. 〘 名詞 〙 地蔵菩薩をまつったお堂。
    1. [初出の実例]「其の後、蔵縁、彼の地蔵堂に入て、既に死にけり」(出典:今昔物語集(1120頃か)一七)

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日本歴史地名大系 「地蔵堂」の解説

地蔵堂
じぞうどう

[現在地名]むつ市田名部 宇曾利山

宇曾利山うそりやま湖の北湖畔にあり、背後に地蔵山を負う。霊場恐山の本堂で、本尊は地蔵菩薩。南の山門を背にして当堂に向かい、右に宿坊、左に本坊がある。堂前に四八基の常夜灯が立並び、手前に永代常夜灯がある。現在当堂を中心とする恐山の堂宇菩提ぼだい寺と総称され、円通えんつう寺の管理下にある。恐山には慈覚大師開山伝説が残り、当堂の地蔵菩薩も円仁の作といわれるところから台密系の僧が開いたものと考えられるが、確かなところは不明。当堂を守る寺は「恐居山金剛念寺」、略して「峰の寺」とよばれたが(田名部町誌)康正(一四五五―五七)の頃「峰の寺」の別当大締なる修験が蠣崎蔵人にくみしたかどで破却となったという(東北太平記)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「地蔵堂」の意味・わかりやすい解説

地蔵堂
じぞうどう

新潟県燕(つばめ)市分水(ぶんすい)地区の中心部。JR越後線(えちごせん)が通じる。信濃(しなの)川三角州の州頂から分流して砂丘裏を流れる西川は、近世蒲原船道(ふなどう)と称する舟運が発達したが、地蔵堂はその河岸(かし)場町として栄えた。いまも川端には、寺泊(てらどまり)港からの陸継ぎ荷物を取り扱った米穀鮮魚・雑貨商の問屋や、料理屋、飲食店、遊廓(ゆうかく)街跡が残されており、大正時代までのにぎわいぶりをしのばせている。新信濃川分水が開通してからはサクラ名所として有名。

[山崎久雄]

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防府市歴史用語集 「地蔵堂」の解説

地蔵堂

 地蔵菩薩[じぞうぼさつ]をまつった建物のことです。

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世界大百科事典(旧版)内の地蔵堂の言及

【分水[町]】より

…大正末に完成した大河津(おおこうづ)分水(新信濃川)の分岐点にあたり,町名もこれにちなむ。中心集落の地蔵堂は信濃川と西川の分岐点に位置し,近世に両川舟運の河岸町として発展した。大正初期に北越鉄道(現,信越本線),越後線が開通して舟運は衰えたが,現在も近郊の商業中心地となっている。…

※「地蔵堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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