日本歴史地名大系 「八名川町」の解説 八名川町やながわちよう 東京都:江東区旧深川区地区八名川町[現在地名]江東区新大橋(しんおおはし)二―三丁目幕府御籾蔵の北側に南北に延びる通りの両側町。深川八名川(ふかがわやながわ)町とも称した。北は六間堀(ろつけんぼり)町と武家地、西は武家地、東は六間堀町。文政町方書上によると、神田八名川(かんだやながわ)町(現千代田区)が享保三年(一七一八)類焼した際御用地となり、当所堀田伊豆守屋敷跡に代地が与えられて成立した。無年貢地で公役(一ヵ年銀一九二匁)を勤める拝領町屋敷であった。元地からの八名川町の名は、元和二年(一六一六)三河国八名川村出身の旗本二二名が江戸で屋敷地を拝領、移住して町場となったことによる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報