八犍度論(読み)はっけんどろん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「八犍度論」の意味・わかりやすい解説

八犍度論
はっけんどろん

古代インドのカーティヤーヤニープトラ (迦多衍尼子。前2世紀頃) の著書。正しくは『阿毘曇八 犍度論 (あびどんはっけんどろん) 』。サンスクリット語の原典はなく,漢訳のみが残っており,異訳に『阿毘達磨発智論 (あびだつまほっちろん) 』がある。インド仏教の諸部派のなかで最も有力であった説一切有部の根本典籍ともいわれ,この派の教理の基礎をつくった文献である。

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