公廨銭(読み)くがいせん

精選版 日本国語大辞典 「公廨銭」の意味・読み・例文・類語

くがい‐せん【公廨銭】

  1. 〘 名詞 〙 奈良平安時代出挙(すいこ)して利を得るために、在京諸司に給された銭。その利息を各官司の入用や、官人職俸などにあてた。くがい。
    1. [初出の実例]「司別給公廨銭総一千貫」(出典:続日本紀‐天平一六年(744)四月丙辰)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android