六十人町(読み)ろくじゆうにんまち

日本歴史地名大系 「六十人町」の解説

六十人町
ろくじゆうにんまち

[現在地名]仙台市六十人町

五十人町の南裏、通町の南染師みなみそめし町北東の足軽町で、西は畳屋たたみや丁を挟んでこく町に連なる。足軽衆六〇人が居住したゆえ町名といい(仙台鹿の子)、町割出は北の三百人さんびやくにん町が成立したとされる寛永七年(一六三〇)前後と思われる(東藩史稿)。しかし正保仙台城絵図の該当地域には中間屋敷とみえ、五十人町から北の表柴田おもてしばた町に至る一連の足軽屋敷とはあるいは性格を異にし、町成立の時期も違うのかもしれない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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