畳をつくる職人の店。部屋が板間にかわって畳敷きとなった14世紀、畳をつくり、それを部屋に敷く職人の畳刺(差)が生まれた。17世紀以後は畳師とか畳屋ともいわれた。居職(いじょく)を主とするが出職(でしょく)のこともあった。畳替えもするようになった。藁(わら)の床(とこ)をつくり、藺草(いぐさ)の表(おもて)を床の上にかぶせて、長いほうの縁(へり)を麻糸で縫い付けることがおもな仕事で、畳替えは表を取り替えることである。工具は縫い針と待ち針と畳屋包丁がおもなものである。19世紀後半から、住宅の洋風化と新しい敷物の出現によって、その仕事はしだいに減ってきた。現代は、新しい機械床・機械縫いが現れ、手縫いはほとんどなくなった。
[遠藤元男]
《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新