六条八幡宮(読み)ろくじようはちまんぐう

日本歴史地名大系 「六条八幡宮」の解説

六条八幡宮
ろくじようはちまんぐう

[現在地名]春野町西分

奥屋敷おくやしき鎮座祭神は品陀和気尊。西分にしぶんの産土神で、神母いげ神社ほかを合祀する。旧郷社。創建年代などは不詳であるが、文治元年(一一八五)に源頼朝が土佐国吾川郡を京都の六条若宮(左女牛八幡)に寄進しているが(「吾妻鏡」同年一二月三〇日条)、当社も六条の名を冠しているので、おそらくこれを勧請したものであろう。天正一七年(一五八九)仲村郷喜津賀西分地検帳に「八幡御宮床東向」とあって、地積一五代、「御社三間四面、舞殿弐間四面、横殿五間二間、皆萱葺」と記され、八幡領霜月田などがみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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