デジタル大辞泉 「一筆」の意味・読み・例文・類語
いっ‐ぴつ【一筆】
2 墨継ぎをしないで一気に続けて書くこと。ひとふで。
3 簡単な手紙や文章を書くこと。また、その手紙や文章。「
4 土地登記簿上の一区画。→
5 同じ筆跡。また、一人で最初から最後まで全部書くこと。
「一切経を―に書き給へる」〈今鏡・五〉
[類語]書き付け・メモ・雑記・ひと筆・覚え書き・手控え・備忘録
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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…土地の位置・形質および所有関係を明らかにする制度。土地はそれ自体としては連続的なものであるが,取引の対象とする場合には,これを区画して,それぞれの土地(その一単位を一筆(いつぴつ)という)の物理的・法的状態を明確に示しておく必要がある。そのための制度が地籍である。…
… 土地は連綿と続くものであるから,人為的に区画分けされる。その一区画(一筆という)を一個の土地とし,土地登記簿上一用紙が与えられ,所在地,地番,地目,地積(面積)により個性が特定され,私的権利成立の単位とされる(不動産登記法15条,78条以下)。土地には必ずその所有者が存在する(民法239条2項〈無主ノ不動産ハ国庫ノ所有ニ属ス〉)。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」