六間堀・五間堀(読み)ろつけんぼり・ごけんぼり

日本歴史地名大系 「六間堀・五間堀」の解説

六間堀・五間堀
ろつけんぼり・ごけんぼり

江戸時代の堀。六間堀は北のたて川から南の小名木おなぎ川に通じる堀。川幅が六間であったところから六間堀という。開削年代は不詳であるが寛文新板江戸絵図にはすでにみられる。北から山城橋・きたノ橋・なか橋・猿子さるこ橋が架かる(嘉永五年尾張屋版切絵図)。五間堀は森下もりした町の北より東の三間さんげん町の方へ迂回するように流れる。「御府内備考」によれば、森下町辺で六間堀より分れ、柴田出雲守屋敷の角より川幅が五間となるところから、六間堀と区別して五間堀とよぶという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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