共に天を戴かず(読み)ともにてんをいただかず

精選版 日本国語大辞典 「共に天を戴かず」の意味・読み・例文・類語

ともに【共に】 天(てん)を戴(いただ)かず

  1. ( 「礼記‐曲礼上」の「父之讎、弗与共戴一レ天」から ) 殺すか殺されるか、いずれにせよいっしょにこの世には生きていない。多く、あだを報いる決意を述べる時にいう。不倶戴天(ふぐたいてん)
    1. [初出の実例]「吾聞く、父の讎(あた)は、与共(トモ)に天を戴(イたた)かず」(出典日本書紀(720)顕宗二年八月(図書寮本訓))
    2. 「親の敵となり、子の讎と成て、共に天を戴(イタダ)く事を恥」(出典:太平記(14C後)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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