兵庫北関

山川 日本史小辞典 改訂新版 「兵庫北関」の解説

兵庫北関
ひょうごきたせき

平安末期から兵庫津とよばれて栄えた兵庫の港におかれた関所。現在の神戸市兵庫区にあたる。1308年(延慶元)東大寺関税の徴収権を獲得した。38年(暦応元・延元3)興福寺も徴収権を獲得したため,北に東大寺の関所,南に興福寺の関所が分立した。この北側の関をいう。室町時代繁栄のようすが知られる史料に「兵庫北関入船納帳」がある。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android