其の罪を憎んで其の人を憎まず(読み)ソノツミヲニクンデソノヒトヲニクマズ

デジタル大辞泉 の解説

つみにくんでひとにくまず

《「孔叢子くぞうし」刑論から》罪は憎むべきであるが、その罪を犯した人は憎むべきではない。罪を憎んで人を憎まず。

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精選版 日本国語大辞典 の解説

その【其の】 罪(つみ)を憎(にく)んでその人(ひと)を憎(にく)まず

  1. ( 「孔叢子‐刑論」の「孔子曰、可哉。古之聴訟者、悪其意、不其人」によることば ) 罪は憎むべきだが、その罪を犯した人を憎むのはよくない。
    1. [初出の実例]「君子は其罪を悪(ニク)んで其人を悪(ニク)まず」(出典浄瑠璃仮名手本忠臣蔵(1748)九)

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