其処等辺(読み)そこらあたり

精選版 日本国語大辞典 「其処等辺」の意味・読み・例文・類語

そこら‐あたり【其処等辺】

〘代名〙 他称。自分側に属さない場所を広くばくぜんとさし示す(中称)。そのへん。
狂言記・貰聟(1660)「そこらあたりをたづねますれども、おりませぬ」
※うもれ木(1892)〈樋口一葉〉一「投げ出す様な罸(ばち)しらずが、其処(ソコラ)あたりに珍らしからぬ世の中」

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