其角座(読み)きかくざ

精選版 日本国語大辞典 「其角座」の意味・読み・例文・類語

きかく‐ざ【其角座】

  1. 〘 名詞 〙 俳諧の一流派。宝井其角を祖とする。江戸趣味に基づく、闊達、洒落な享楽気分が強い流派。江戸座
    1. [初出の実例]「此都にて今世向坐〈一に浮世坐又其角坐又江戸坐とも〉と唱るものは、根元蕉門の高弟晉子に出る所なりといへども」(出典:俳諧・芭蕉葉ぶね(1817))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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