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江戸座 えどざ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

江戸座
えどざ

俳諧流派の一つ。宝井其角 (きかく) 晩年の洒落風を受け,闊達洒脱な享楽気分を中心にした江戸趣味の作風をもつ江戸俳人群。沾徳 (せんとく。 1662~1726) の洒落風,沾州 (1670~1739) の比喩体,不角 (1662~1753) の化鳥風,湖十 (1676~1738) の浮世風などがある。

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デジタル大辞泉の解説

えど‐ざ【江戸座】

芭蕉の死後、江戸で都会趣味的な洒落(しゃれ)と機知とを主とする句を作った俳諧の一派。芭蕉の門人、宝井其角(たからいきかく)に始まる。

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百科事典マイペディアの解説

江戸座【えどざ】

俳諧流派。江戸時代中期,江戸の点取俳諧の宗匠たちを二分する勢力だった沾徳(せんとく)座・其角座のうち,後者の別称。転じて両者の宗匠連合体の総称。1726年の沾徳没後は,俳系・住所によって〈座側(ざがわ)〉と呼ばれるグループに分かれ,点者の登録制など組織化が進んだ。
→関連項目太祇天明俳諧

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世界大百科事典 第2版の解説

えどざ【江戸座】

江戸時代の俳諧流派。其角(きかく)の伊達(だて)好みの俳風を受け継ぎ,快活で洒脱な都会的享楽ムードにあふれた江戸趣味の俳風で知られる江戸の俳人群。18世紀の初期,其角の門人沾徳(せんとく)の〈洒落風〉に,それから分派した沾洲の〈比喩体(ひゆてい)〉をも交えて大いに行われたが,奇警な趣向,卑俗な見立てに走りすぎたため,《五色墨(ごしきずみ)》(1731)などの批判をこうむり,しだいに衰えて明治時代にまで及んだ。

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大辞林 第三版の解説

えどざ【江戸座】

芭蕉没後、江戸で都会趣味の句を作った俳人たちの総称。特に宝井其角系統の一派をいう。俳風は洒落と機知を主とし、遊蕩趣味に傾く。江戸派。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

江戸座
えどざ

江戸中期から幕末の俳諧(はいかい)流派。点取(てんとり)俳諧を中心とし、洒脱(しゃだつ)な享楽的傾向をもった都会趣味の江戸俳人集団。元来は、浅草(あさくさ)座(沾徳(せんとく)系)に対する称で、其角(きかく)系のグループをさしたが、のち一般化され、江戸の点取俳諧宗匠(そうしょう)グループ全体の別称として、雪門(せつもん)(嵐雪(らんせつ)系の流派)と対称的に用いられた。江戸座の俳諧は、付句(つけく)に加点して集計点を競う点取の形式を中心としたため、遊戯的傾向が強く、また付句一句の仕立ての妙を尊ぶ風がおこって、高点の付句のみを抜粋した句集(『武玉川(むたまがわ)』など)までが刊行された。これは、連想形式でつながっていく俳諧の付句を、個々独立的傾向に導くこととなり、川柳(せんりゅう)の独立にも強い影響を与えた。また、江戸座の宗匠たちは、大名や武家に出入りする者が多く、その句風も武家都市江戸の世態人情を軽妙に表現することを喜んだ。この傾向が、江戸を中心とした新文芸の確立を促し、田沼期(1772~86)における江戸都市文化開花の下地を養った。[岩田秀行]

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