具体的概念(読み)ぐたいてきがいねん

精選版 日本国語大辞典 「具体的概念」の意味・読み・例文・類語

ぐたいてき‐がいねん【具体的概念】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 具体的な事物をさし示す概念。たとえば、人、花、鳥などをいい、対象概念に相当する。
    1. [初出の実例]「具体的概念とは事物に関する概念であって、人・机・花・鳥の如きものである」(出典:論理学(1916)〈速見滉〉一)
  3. 直接に知覚し、経験できる事物の概念。個体概念に相当する場合もある。
  4. 他の事物との関連を十分に考慮して当の事物をとらえた概念。具象概念。具体概念。具体的名辞

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android