個体概念(読み)コタイガイネン

デジタル大辞泉 「個体概念」の意味・読み・例文・類語

こたい‐がいねん【個体概念】

単独概念

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「個体概念」の意味・読み・例文・類語

こたい‐がいねん【個体概念】

  1. 〘 名詞 〙 一つ事物だけに適用される概念。二種類以上のものに適用される一般概念に対する。たとえば、「ヒマラヤエベレスト山」「日本利根川」。単独概念。個体名辞。→一般概念

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世界大百科事典(旧版)内の個体概念の言及

【概念】より

…現代標準論理は命題の内部を〈個体〉と〈関係〉にわけ,集合論はそれを〈元〉または〈要素〉と〈集合〉に分割するが,個体や元は前述の個物を指し,個体記号(定項と変項,日常語では固有名詞や指示詞)で表現される。もちろん,個体もある意味では極度に抽象的な対象であり,〈個体概念〉ともみなされ,また,一つの個体を元とした単元集合が考えられるから,個体と概念との間にもある種の連続性がある。しかし,本来の概念は現代の論理からは関係や集合とみなされ,言語としては,述語(記号)や集合記号として表現される。…

※「個体概念」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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