具足屋(読み)ぐそくや

精選版 日本国語大辞典 「具足屋」の意味・読み・例文・類語

ぐそく‐や【具足屋】

  1. 〘 名詞 〙 甲冑をつくったり売ったりする家。また、その人。甲冑師
    1. [初出の実例]「尾州清洲の町人具足屋玉越三十郎とて、年頃廿四五の者あり」(出典:信長公記(1598)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の具足屋の言及

【若王子】より

…《長秋記》長承3年(1134)の記事で〈若宮(わかみや)〉とあるのが本来の呼称であろうが,平安末期の《梁塵秘抄》には〈若王子〉と見える。若王子は京都の白川の禅林寺の北に同じころ勧請され,〈白川熊野〉ともよばれたが,鎌倉・室町幕府からは所領を寄進され,京都郊外の花の名所でもあったし,全国の具足屋(甲冑の職人,商人)の信仰を集め,若王寺とも記された。現在京都市左京区若王子町の若王子神社がそれであるが,同名の神社は熊野権現を勧請したことにより,全国各地に存在する。…

※「具足屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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