内福寺村(読み)うつふくじむら

日本歴史地名大系 「内福寺村」の解説

内福寺村
うつふくじむら

[現在地名]南知多町内海うつみ

内海の北東部の山中、内海川の支流川に沿った谷間に位置し、東は岩屋寺いわやじ村、南は村、西はくす村に接する。

「寛文覚書」によれば、概高三五三石余、田地二二町八反九畝余、畑地一一町八畝余、戸数三八、人口二四三。将軍上洛・朝鮮使節通行の時人馬を出すとある。「徇行記」によれば、民家は「本郷ほんごう奥一色おくいしき和泉いずみむかやま」の四区に分れ「小百姓ハカリ」で、古布こう河和こうわ奥田おくだ(現美浜町)などに出小作する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android