最新 地学事典 「内部太平洋岩石区」の解説
ないぶたいへいようがんせきく
内部太平洋岩石区
intra-Pacific petrographic province
太平洋地域で安山岩線内部の海盆に対して名づけられた新生代火山岩の岩石区。初めA.Harker(1909)は太平洋型岩群を提唱し,カルクアルカリ岩系で特徴づけられるとしたが,のち内部太平洋の火山島を構成する火山岩はむしろ大西洋型(アルカリ岩系)であることがわかり,この名称が用いられた。C.R.Burri(1926)は内部太平洋岩石区をアルカリ・アルミナの多いTahiti型と鉄苦土・カルシウムの多いHawaii型に細分。その後,C.E.Tilley(1950)によってHawaii群島の火山岩はかんらん石玄武岩よりもソレアイト玄武岩が本源的であること,A.E.J.Engel et al.(1965)により海嶺が例外なくソレアイト玄武岩からなることなどが明らかにされた。
執筆者:大場 与志男
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

