日本歴史地名大系 「円林寺」の解説 円林寺えんりんじ 栃木県:真岡市真岡三町田町円林寺[現在地名]真岡市田町行屋(ぎようや)川左岸にあり、医王山仏牙院と号し、天台宗。嘉祥元年(八四八)慈覚大師円仁が物井(ものい)村(現芳賀郡二宮町)に開山したのに起こり、天安二年(八五八)大和薬師寺の僧仲継が薬師如来像を彫刻・安置して本尊とし、堂宇建立を完成したという。永禄四年(一五六一)当地方を支配した芳賀左衛門大夫高定は、宇都宮城主広綱とはかり、芳賀氏居城の南西にあたる現在地に移し、芳賀氏の祈願寺とした。慶安元年(一六四八)には朱印地一五石を与えられた(「徳川家光朱印状」県立文書館蔵)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by