円空彫(読み)えんくうぼり

事典 日本の地域ブランド・名産品 「円空彫」の解説

円空彫[木工]
えんくうぼり

東海地方岐阜県地域ブランド
高山市で製作されている。多数の木彫仏像を残した江戸時代前期の僧・円空。高山市丹生川地区には円空上人が長く滞在していたといい、円空ゆかりの地である。杉・椹・檜の原木使用。鉈で大胆に荒彫りし、鑿で仕上げ彫りがおこなわれる。特に、大きな彫り物を得意とする。岐阜県郷土工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「円空彫」の解説

円空彫

岐阜県高山市の丹生川町を中心に生産される木彫りの仏像。当地には江戸時代の僧・円空が長く滞在したと伝わり、その作風を模した木彫刻の仏像が古くからつくられてきた。岐阜県郷土工芸品に認定されている。

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