冠礼(読み)かんれい

精選版 日本国語大辞典 「冠礼」の意味・読み・例文・類語

かん‐れいクヮン‥【冠礼】

  1. 〘 名詞 〙 かんむりをつける式。元服礼式。〔礼記‐冠義〕

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普及版 字通 「冠礼」の読み・字形・画数・意味

【冠礼】かんれい

元服の礼。

字通「冠」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の冠礼の言及

【元服】より

…〈げんぷく〉ともいい〈元〉は首,〈服〉は着用する意。首服,首飾,冠礼,加冠,初冠(ういこうぶり∥ういかぶり),御冠(みこうぶり),冠ともいう。
[古代]
 冠礼としての成人式は,日本古代では682年(天武11)に規定された男子の結髪加冠の制以後,冠帽着用の風習が普及してからで,国史に見えるものとしては714年(和銅7)の聖武天皇(14歳で元服)の記事が初めとされる。…

【成年】より

…婚姻によって成年に達した者は,民法の範囲でのみ成年として取り扱われるものであって,他の法律の適用に関しては無関係である。未成年者【栗田 哲男】
【中国】
 中国では古くから成年として認められるための冠礼(かんれい)が厳格であった。男子は冠をつける儀礼,女子は笄(こうがい)をつける儀礼を通過して,初めて社会から成年と認められた。…

※「冠礼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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