ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「冬シャク」の意味・わかりやすい解説 冬シャクふゆシャク 鱗翅目シャクガ科ホシシャク亜科の数属に属する昆虫で,成虫が晩秋から早春にかけての厳寒期にのみ出現するものの総称。雌は翅が退化し,飛ぶことができず,樹幹などに静止していることが多い。雄は昼間弱々しく飛ぶのがみられる。なおナミシャク亜科,エダシャク亜科にも同様に冬季出現し,雌の翅の退化したものが5~6種ずつあり,それぞれ冬ナミシャク,冬エダシャクと呼ばれる。 (→エダシャク , シャクガ ) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by