早春(読み)ソウシュン

デジタル大辞泉 「早春」の意味・読み・例文・類語

そう‐しゅん〔サウ‐〕【早春】

春の初めごろ。初春。浅春。 春》「―の庭をめぐりて門を出でず/虚子
[類語]春先初春孟春陽春浅春仲春晩春暮春三春

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精選版 日本国語大辞典 「早春」の意味・読み・例文・類語

そう‐しゅんサウ‥【早春】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 春の初め。初春。浅春。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「梅雪乱残岸、煙霞接早春」(出典:懐風藻(751)初春侍宴〈大伴旅人〉)
    2. [その他の文献]〔ロドリゲス日本大文典(1604‐08)〕
    3. 「鯔は、早春より水田小溝中に生育す」(出典:小学読本(1874)〈榊原・那珂・稲垣〉三)
    4. [その他の文献]〔花蘂夫人‐宮詞〕
  3. しょうがつ(正月)」の異名
    1. [初出の実例]「十二月異名 正月〈略〉早春(サウしゅん)」(出典:撮壌集(1454))

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普及版 字通 「早春」の読み・字形・画数・意味

【早春】そう(さう)しゆん

春浅く。唐・花夫人徐氏〔宮詞、百六十六首、二十七〕詩 早春の楊柳、長條を引く 岸に倚(よ)り堤にうて、一面高し

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「早春」の解説

そうしゅん【早春】

三重の日本酒。酒名は、「早春賦」に由来し、早春の梅の香にも似た清浄まろやかな清酒の意味を込めて命名。純米吟醸酒特別純米酒純米酒などがある。仕込み水は釈迦ヶ岳伏流水。蔵元の「早川酒造」は大正4年(1915)創業。所在地は三重郡菰野町大字小島。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

デジタル大辞泉プラス 「早春」の解説

早春〔映画〕

1956年公開の日本映画監督脚本小津安二郎、脚本:野田高梧撮影厚田雄春出演池部良、淡島千景、浦辺粂子、田浦正巳、宮口精二杉村春子、岸恵子ほか。

早春〔生活用品〕

ポピー製紙が販売するちり紙の商品名。古紙を使用。セミハードタイプ、1800枚入り。

早春〔小説〕

藤沢周平の現代小説短編集。1998年刊行。

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