冷暖自知(読み)レイダンジチ

デジタル大辞泉 「冷暖自知」の意味・読み・例文・類語

れいだん‐じち【冷暖自知】

仏語。真の悟りは自分で感得するものであるということを、水の冷暖を自分で手を入れてみて知ることにたとえていう語。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「冷暖自知」の意味・読み・例文・類語

れいだん‐じち【冷暖自知・冷煖自知】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。水のつめたさ暖かさは、自分で手を入れて初めて感知できること。悟りが他人から教えられるものではなく、自分で会得するものであることにたとえる。
    1. [初出の実例]「古今善知識曰、如魚飲水冷暖自知、此自知即覚也」(出典:宝慶記(1253))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android