冷水売(読み)ひやみずうり

精選版 日本国語大辞典の解説

ひやみず‐うり ひやみづ‥【冷水売】

〘名〙 江戸時代、夏に冷水②を売ること。また、それを業とするもの。ひやっこい。《季・夏》
※談義本・教訓乗合船(1771)三「冷水売(ヒヤみづウリ)の調市(でっち)を先生と呼」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の冷水売の言及

【水売】より

…また本所・深川以外の上水道の普及している地域でも,上水の最終地点に1間四方の水溜が設置してあり,近くに井戸のない家では,この水溜場まで飲料水をくみに行かねばならなかったが,この運搬を商売にした水売もあった。 こうした飲料用の水を1荷いくらで売る水売とは別に,夏季に〈ひゃっこいひゃっこい〉などと口上を述べながら,砂糖入りと称する冷水を1杯4文くらいで売る冷水(ひやみず)売という商売もあった。容器は冷味のあるスズやシンチュウなど金属製の水呑を用いたらしいが,〈水売の砂糖なんだか知れぬなり〉と皮肉られたように砂糖とは別のもので甘味をつけていたようであり,またいくら木陰で売ってもなまぬるい水になってしまったものが多かったようである。…

※「冷水売」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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