( 1 )漢語「凌」「陵」に動詞「す」が付いて成立した漢語サ変動詞。
( 2 )挙例の「観智院本三宝絵」「更級日記」に見られる「れうず」は、平仮名文献における一種の仮名遣いで、[rjoː]の拗長音を「れう」と仮名二字で表記したもの。
( 3 )字音の「興(きょう)」「承(しょう)」「凌(りょう)」などと、「教(けう)」「少(せう)」「了(れう)」などとは全く別の音であったが、院政期初め頃から[kjou>kjoː][keu>kjoː]のような拗長音化の結果、発音が同じになった。平仮名文献ではそれを二字で「けう」「せう」「れう」と表記したにすぎず、この仮名遣いから語源を考えるのは不適当。なお、片仮名表記では、本来の「キヨウ」「シヨウ」「リヨウ」が圧倒的に多く見られる。
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...
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