最新 地学事典 「凝集同位体」の解説
ぎょうしゅうどういたい
凝集同位体
clumped isotope
重い同位体を2つ以上含んだ分子に対する総称。13C18O16O(47CO2),13CDH3,15N2などが例として挙げられる。凝集同位体の存在度は確率論的な存在度よりわずかに多いこと(存在度異常)が知られており,その程度は分子形成時の温度が低いほど大きくなる。凝集同位体の中では,二酸化炭素と炭酸塩鉱物のものが最もよく研究されており,炭酸凝集同位体(carbonate clumped isotope, D47)という言葉が用いられ,有力な古温度計となっている。
執筆者:狩野 彰宏
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

