処々方々(読み)しょしょほうぼう

精選版 日本国語大辞典 「処々方々」の意味・読み・例文・類語

しょしょ‐ほうぼう‥ハウバウ【処処方方・所所方方】

  1. 〘 名詞 〙 至る所。あちらこちら。所々在々。
    1. [初出の実例]「xoxo(ショショ) fǒbǒno(ハウバウノ) モノガ ヘイケヲ ソムイテ、ゲンジニ ココロヲ ツウズルニ ヨッテ」(出典:天草本平家(1592)三)
    2. 「処々方々(ショショハウバウ)奔走(かけある)きて、再び官途に登らんとて」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む