出惜(読み)だしおしむ

精選版 日本国語大辞典 「出惜」の意味・読み・例文・類語

だし‐おし・む ‥をしむ【出惜】

〘他マ五(四)〙 金品など自分のものを、しぶってなかなか出さない。出すことを惜しむ。
大阪の宿(1925‐26)〈水上滝太郎〉六「手取早く出せばいいと思ふが、一方は出し惜んで、なんとかかんとかもったいをつけて」

だし‐おしみ ‥をしみ【出惜】

〘名〙 出し惜しむこと。けちけちすること。
※邦子(1927)〈志賀直哉〉「総てに出し惜みをしながら、邦子の肉体への要求は益々横暴を極め」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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