出詣来(読み)いでもうでく

精選版 日本国語大辞典 「出詣来」の意味・読み・例文・類語

いで‐もうで・く‥まうでく【出詣来】

  1. 〘 自動詞 カ行変 〙 ( 「もうでく」は「まゐでく」の変化したもの ) 「出で来」の謙譲語で、聞き手に対し「出で来」を改まって丁重にいう対話敬語。出て参ります。
  2. 現われいでてやって来る。出てきて参上する。出てまいる。
    1. [初出の実例]「童いでまうできて、払ひあけてすませ侍らするに」(出典:宇津保物語(970‐999頃)俊蔭)
  3. ( 特に、「この世に出て参ります」の意で ) 生まれて参ります。
    1. [初出の実例]「累代に伝はれる帯なり。千蔭がのち、いでまうでこずは奉らむ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)忠こそ)
  4. ある物事事態などが発生する。しゅったいする。
    1. [初出の実例]「みだれかはしき事のいでまうできにしかば」(出典:落窪物語(10C後)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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