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謙譲語 けんじょうご

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

謙譲語
けんじょうご

敬語の一種。その動作や状態の主体を,相対的に下位にあるものとして示す単語や語法。イタダク,申シアゲル,ウカガウなどの動詞や,手前ドモのドモのような接尾辞,オ誘イスルのオ~スルのような語法がその例。動作にかかわりのある二者の上下関係によって使用を規定される相対謙譲語と,その動作をするのが話者である場合にいつも用いられる絶対謙譲語とを区別する説もあるが,現代標準日本語では相対謙譲語もその主体が話者ないし話者の側の者である場合に限られてきている。

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デジタル大辞泉の解説

けんじょう‐ご〔ケンジヤウ‐〕【謙譲語】

敬語の一。話し手が、自分または自分の側にあると判断されるものに関して、へりくだった表現をすることにより、相対的に相手や話中の人に対して敬意を表すもの。特別の語を用いる場合(「わたくし」「うかがう」「いただく」など)、接辞を付加する場合(「てまえども」など)、補助動詞などの敬語的成分を添える場合(「お…する」など)がある。謙遜語
[補説]「敬語の指針」(平成19年2月文化審議会答申)では、謙譲語を謙譲語Ⅰ謙譲語Ⅱに分ける。なお、謙譲語に属する各語について、本辞典ではⅠとⅡに分けず、従来通りの3分類法によっている。

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大辞林 第三版の解説

けんじょうご【謙譲語】

敬語の一。話し手が聞き手や話中の人に対して敬意を表すために、自分または自分の側に立つと思われるものや動作などをへりくだって言い表すもの。「申し上げる」「いただく」「愚息」「拝見」「小宅」など。謙遜けんそん語。

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世界大百科事典内の謙譲語の言及

【敬語】より


[種類]
 人と人との敬意にもとづく関係には,2種類ある。第1種は,登場者に対する話し手自身の敬意であるが,その表現には,被敬者自体,被敬者を主体とする行為・作用・所有物等について被敬者を高める方向のもの(尊敬語――たとえば,仏さま,おっしゃる,お聞きになる,令嬢)と,被敬者を客体とする行為について行為者を低める方向のもの(謙譲語――たとえば,申し上げる,うかがう)とがある。これらは中国語や朝鮮語にも見られるが,日本語では,ことにやりとりの利益関係を問題にする場合が複雑である(たとえば,聞いてくださる,聞いてさしあげる,聞いていただく,など)。…

※「謙譲語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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