分附け(読み)ぶんつけ

精選版 日本国語大辞典 「分附け」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐つけ【分附・分付】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ぶんつけひゃくしょう(分附百姓)」の略 ) 江戸時代検地帳などに記載された農民名前の肩に、「誰れ分」と地主名を書き付したこと。また、そのようにして登録された従属農民。ぶつけ。
    1. [初出の実例]「分家百姓一軒に成れば、分附には非ず、本百姓也」(出典:地方凡例録(1794)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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