精選版 日本国語大辞典 「切り上がる」の意味・読み・例文・類語 きり‐あが・る【切上】 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙① すっかり晴れあがる。[初出の実例]「ほんの一降りで、西の方が切上りました」(出典:歌舞伎・処女評判善悪鏡(白浪五人女)(1865)五)② 仕事が終わる。[初出の実例]「しなの皮はぎに雇はれるために、雪が降ったら出掛けることに決めてゐた。それが二月一杯できり上ると、余市の鰊場へ行くことになってゐた」(出典:防雪林(1928)〈小林多喜二〉六)③ 計算で、求めようとする位未満の端数が、求めようとする位に一として加わる。④ 通貨の対外価値が高くなる。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例