切払う(読み)キリハラウ

デジタル大辞泉 「切払う」の意味・読み・例文・類語

きり‐はら・う〔‐はらふ〕【切(り)払う/斬(り)払う】

[動ワ五(ハ四)]
草木などを切り除く。「下枝を―・う」
切りかかって追い払う。「群がる敵を―・う」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「切払う」の意味・読み・例文・類語

きり‐はら・う‥はらふ【切払】

  1. 〘 他動詞 ワ行五(ハ四) 〙
  2. 草木などを切りのぞく。また、そのようにして土地を切り開く。
    1. [初出の実例]「是の時に朝倉の社(やしろ)の木を(キリハラヒ)て此の宮を作る」(出典日本書紀(720)斉明七年五月(北野本訓))
  3. 敵を切りたてて追いはらう。きりまくる。
    1. [初出の実例]「筆一管のやり木で千人百人の軍兵をきりはらい」(出典:玉塵抄(1563)三六)
  4. 壊し去る。
    1. [初出の実例]「本名念仏院、号新院〈略〉而建久八年五月八日、為興福寺西金堂衆切払畢」(出典:東大寺続要録(1281‐1300頃))

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