切藁(読み)きりわら

精選版 日本国語大辞典 「切藁」の意味・読み・例文・類語

きり‐わら【切藁】

  1. 〘 名詞 〙
  2. わらを束ねて、一〇センチメートルぐらいに短く切って作ったたわし。
    1. [初出の実例]「小砂をよせて切藁(キリワラ)の浪〈言水〉 真になる松の葉分を詠れば〈幽山〉」(出典:俳諧・江戸十歌仙(1678)一)
  3. 歌舞伎小道具で、髷(まげ)一種。わらを束ねたようなかたちなのでそう呼ばれる。
  4. 家を建てる時、荒壁(あらかべ)に塗りこむわらきれ。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  5. 牛や馬などの飼料として、わらを短く切ったもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android