切離(読み)きれはなれる

精選版 日本国語大辞典「切離」の解説

きれ‐はな・れる【切離】

〘自ラ下一〙 きれはな・る 〘自ラ下二〙
① 切れて離れ離れになる。わかれて別々になる。
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)三「まわりのきれはなれてそびへたを断山と云ぞ」
② 思い切る。あきらめる。執着しなくなる。
※六物図抄(1508)「糞掃衣と云心は、糞掃は西浄をはく帚也。人の欲のきれはなれた物にはなり」

きり‐はな・れる【切離】

〘自ラ下一〙 きりはな・る 〘自ラ下二〙
① 一つのものや付いているものが切れてはなればなれになる。切れて別々になる。
② 思いきって別れる。あきらめて離れる。
③ 思い切りがよい。決断力がある。
※人情本・清談若緑(19C中)二「なる程男は男だけ切放(キリハナ)れた了簡で、義理の二つを立通し」

きれ‐はなれ【切離】

〙 (「きればなれ」とも) 思い切ること。あきらめ。とくに、金ばなれ。また、金ばなれがよいこと、気前がよいことの意に、多く用いられる。きりはなれ。
※雑俳・青木賊(1784)「切はなれ・物のいひよい江戸の客」

きり‐はなれ【切離】

〘名〙
① 切り離れること。また、切れて離れたもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の切離の言及

【カットオフ】より

…この現象をカットオフという。切離(せつり)とも呼ぶ。こうして西風の主流から離れ,通常の配置(西風の主流の南に高気圧,北に低気圧)と逆の配置になった上空の高・低気圧をそれぞれカットオフ高気圧,カットオフ低気圧と呼ぶ。…

※「切離」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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