列挙型分類法(読み)れっきょがたぶんるいほう(その他表記)enumerative classification

図書館情報学用語辞典 第5版 「列挙型分類法」の解説

列挙型分類法

複合主題混合主題などを含め,すべての主題に対応した分類項目をあらかじめ分類表に用意し,対応する既製記号を使用させる分類法.この分類法による分類作業は,郵便番号の仕分け棚のように,資料の主題をいずれかの棚にあてはめる方式となる.しかし,ありうべきすべての主題を予測し列挙しておくことは事実上不可能なので,資料の主題と外延を等しくする分類記号を与えることはできないことが多い.現実には,完全に列挙型である分類表はなく,補助表など何らかの形で合成手法を取り入れた準列挙型分類法となっているが,これらは一方で,主題を構成するファセットを十分に検討して体系化した分析合成型分類法と異なり,各主題分野におけるファセット分析が不十分であり,各主題の分類記号の単なる結合によって特定化を図るにすぎないという限界を持っている.デューイ十進分類法は,列挙型分類法でありながら分析合成型分類法の機能を積極的に取り込もうとしている.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

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