初代星(読み)ショダイセイ

デジタル大辞泉 「初代星」の意味・読み・例文・類語

しょだい‐せい【初代星】

宇宙初期に誕生した第1世代の星。ビッグバンから数億年後、ガス密度が高いところで形成され、重元素を含まない。従来、宇宙初期には大量のガスが存在するため、太陽の数百倍程度の大質量の星であると考えられていたが、原始星段階ですでに非常に明るいため、周囲のガスの降着を妨げる自己抑制機構がはたらき、理論的には太陽の数十倍の質量になるとされる。ファーストスター始原星

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android