利き目(読み)ききめ

精選版 日本国語大辞典 「利き目」の意味・読み・例文・類語

きき‐め【利目・効目】

  1. 〘 名詞 〙 他に働きかけ作用することによって起こる効果効力効能。効験。
    1. [初出の実例]「ききめの強い鼻薬を」(出典:浮世草子・傾城禁短気(1711)一)
    2. 「吾輩にはもう少し利目があるに相違ない」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の利き目の言及

【左右優位】より

…このような状況では,右側あるいは左側の一方のみが使われる。
[利き手,利き足,利き目,利き耳]
 この現象が手についていえば利き手であり,足についていえば利き足,目についていえば利き目,耳についていえば利き耳である。利き手の研究はかなり多いが,利き目,利き足,利き耳の研究はこの順で少ない。…

※「利き目」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android