利を得る(読み)りをうる

精選版 日本国語大辞典 「利を得る」の意味・読み・例文・類語

り【利】 を 得(う・え)

① いくさなどで、有利になる。優勢になる。勝利を得る。勝つ。
平家(13C前)七「爰に魚鱗鶴翼の陣、官軍利をえず、聖謀てん戟の威、逆類勝に乗に似たり」
利益を得る。とくをする。もうける。
海道記(1223頃)手越より蒲原漁夫が網を引、身を助として身を労しぬ、游魚の釣をのむ、命を惜て命を滅す、人幾の利をか得たる、魚幾の餌をか求る哉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android