制御風速(読み)せいぎょふうそく(その他表記)control velocity

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「制御風速」の意味・わかりやすい解説

制御風速
せいぎょふうそく
control velocity

労働環境において,有害物の発散を防ぐために設けられている局所排気装置を動かしたとき,その目的を達成するために必要な風速をいう。局所排気装置のすべてのフードを開放した場合の風速をいい,囲い式やブース式のフードではフードの開口面における最小風速を,外付け式やレシーバー式フードでは有害物を吸引する範囲内におけるフードの開口面から最も離れた作業位置の風速をいう。特定化学物質等障害予防規則,有機溶剤中毒予防規則では,労働者の健康障害を予防するために局所排気装置を備付けること,その性能として,有害物の気中濃度を物質ごとに定められた抑制濃度以下に押えられる能力をもつこと,また,抑制濃度を定めていない物質については,フードの型式有害物質の種類によって定められた制御風速を出しうる能力をもっていること,と定められている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む