削末(読み)そぎすえ

精選版 日本国語大辞典 「削末」の意味・読み・例文・類語

そぎ‐すえ‥すゑ【削末】

  1. 〘 名詞 〙
  2. そぎおとした部分末端。特に、髪をそぎおとし、切りそろえた末端。
    1. [初出の実例]「髪は尾花のやうなるそぎすへして、丈ばかりは衣の裾にはづれて」(出典:能因本枕(10C終)一八六)
  3. そぎおとした物。特に、そぎおとした髪。
    1. [初出の実例]「せめてのなぐさめには、ありしくろがみのそぎすへをとり出でみ給ふに、ありしてあたりなどおぼしいでられて」(出典:苔の衣(1271頃)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む