前以(読み)ぜんもって

精選版 日本国語大辞典 「前以」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐もって【前以】

〘副〙 まえもって。あらかじめ。
※歌舞伎・夜討曾我狩場曙(1874)大詰「されば夜討の前以(ゼンモッ)て、兄弟最期を共にせんと契約いたしおきつるが」

まえ‐もって まへ‥【前以】

〘副〙 あらかじめ。かねてより。かねがね。
※伊藤特派全権大使復命書附属書類(1885)天津談判「故に、前以て、公文を行ひ、我駐兵撤回の主意を朝鮮国王に告ぐるに如かず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android