前巾着(読み)マエギンチャク

デジタル大辞泉 「前巾着」の意味・読み・例文・類語

まえ‐ぎんちゃく〔まへ‐〕【前巾着】

《「まえきんちゃく」とも》「前提まえさ」に同じ。
「お物師が縫うてくれし―に」〈浮・一代男・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「前巾着」の意味・読み・例文・類語

まえ‐ぎんちゃくまへ‥【前巾着】

  1. 〘 名詞 〙 前腰のあたりに下げる、小銭などを入れる巾着。まえさげ。
    1. [初出の実例]「ちとこなた目をかりませう質の札〈素玄〉 前巾着の口をあけつつ〈定祐〉」(出典:俳諧・宗因七百韵(1677))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android