剣宮町(読み)つるぎのみやまち

日本歴史地名大系 「剣宮町」の解説

剣宮町
つるぎのみやまち

[現在地名]宇都宮市二荒町ふたあらまち中央ちゆうおう五丁目

日野ひの町の中ほどから南へ折れ、今小路いまこうじ御門へ向かう南北町人町。南はかま川を隔てて城内。文明九年(一四七七)宇都宮正綱の署名のある日光山並当社縁起絵巻(愛媛県宇都宮神社蔵)によれば、釜川に架せられた御橋の下流にある橋の東に剣宮が描かれている。松平忠弘時代の城下図(東大史料編纂所蔵)町名がみえる。宝永七年(一七一〇)の町分掃除丁場は三番組一一八間のうち五間を受持ち、城内草刈人足は二人を差出す(宇都宮史)。享保四年(一七一九)の宇都宮大明神祭礼図(高橋節子蔵)によれば、三五番目に武蔵野剣五本を出す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android