デジタル大辞泉 「副振動」の意味・読み・例文・類語 ふく‐しんどう【副振動】 海上で発生した波(振動)が水深や地形の変化を受けて増幅し、湾内などの潮位が急激に変動すること。主振動に対していう。→静振 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
知恵蔵mini 「副振動」の解説 副振動 湾や海峡などの陸や堤防に囲まれた沿岸域において、潮位が数分から数十分の周期で上下する現象。潮汐により約半日周期で潮位が上下する「主振動」以外の潮位変動を指す。台風や低気圧などで発生した波長の長い波が増幅されながら湾などに入ることによって引き起こされる場合が多いが、天気の良い日に起こることもあり、予測は困難とされる。副振動の振幅が大きくなると潮位の急激な変動や激しい潮流が起こり、湾内の諸施設や係船などへの被害や、低地への浸水被害をもたらすこともある。全国的に見られる現象だが、特に長崎県を含む九州の西岸では春先を中心に多く発生し、地元では「あびき」と呼ばれている。 (2019-3-26) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報 Sponserd by